そう言ってミエルはジュースを買いに行った。
俺はベッドに横になった。
するとサリリが話しかけてきた。
「あの、失礼なのですが私に隠し事してませんか?」
「へ!?」
急な質問に何と返答して良いのか分からなかった。
「何か隠し事されてるみたいな感じがして。」
「何もないよ。」
俺は天使の力の解放の事を言ってると言うのはすぐに分かったがこれはミエルとの秘密なので言わないでいた。
「そうですか。じゃあ、天使の解放って何か分かりますか?」
「何の事だかさっぱり分からないな。」
自分でもかなり動揺しているのが分かる。
「そうなんだ。まあ、私には和也さんがどんなとこで何をしようと分かっちゃいますのでご注意を。じゃあ、再確認します。私に何か隠し事してませんか?」
俺はどう返答しようか迷った。
サリリはちょっと怒った顔でこっちを見ている。
「隠し事はしている・・・」
俺は白状した。
「そうですか。で、何を隠しているんですか?」
「悪いが、そこまでは言えない。約束だから。」
「ミエルちゃんとのですか?」
サリリは全てを知ってる気がした。
「サリリはどこまで知ってるんだ?」
「さあ、何の事を言ってるのは私には分かりませんが。」