「よし、チャンスだ。」
と思って、アルバムを探していると、近くにアルバムがあった。
「これだ。」
そう思って見てたらやっぱりサリリには姉妹がいたらしく二人で仲良く遊んでいる写真が載っていた。
「もう一人って誰だ?サリリは分かるけど・・・」
もっと決定的な物はと思って探していると小さなアルバムがあった。
それを開こうとするとサリリが階段を上ってくる音がしたのですぐに近くにあった本に隠した。
「和也さん、お茶持って来ましたよ?」
「ありがとう。」
そう言ってお茶を飲んだ。
「でも、いつも朝ご飯とか作ってもらって悪いな・・・」
「良いですよ。私が好きで作ってるんですから。」
こんな話をしているが俺はさっき隠した小さなアルバムが気になって仕方なかった。
「じゃあ、俺はそろそろ帰ろうかな?」
「え!?お茶飲んでもう帰るんですか?」
変に思われていると思ったので
「体がだるくなったから。」
と言い訳をした。
「だ、大丈夫ですか?」
「うん。あ、この本借りて行っても良い?」
と言い、アルバムを挟んだ本を借りようとした。
「良いですよ。」
それでその本を借りて部屋に戻った。