「ん・・・」
気が付いて起きたら夕方の5時を過ぎていた。
「もうこんな時間か・・・」
体温計を取って熱を計ったら平熱になっていた。
「何とか下がったかな?」
そう思って部屋から出るとサリリとまた出会った。
「よ、よう。」
「どうしたんですか?また勝手にどこか行くんですか?」
「いや、もう大丈夫っぽいからさ。」
「でも、今日一日は安静にしてて下さい。」
「ずっと寝てたら体も鈍っちゃうし・・・」
「分かりました。でも、どこか行くなら私も付き添います。」
「良いよ。」
それからトイレ行って自分の部屋に帰ろうと思った時、ふと思いついた。
「今なら自然にサリリの部屋行けるんじゃ。」
そう心の中で思った。
「あのさ、サリリの部屋でちょっと話す?」
「私の部屋でですか!?」
「駄目かな?」
「別に良いですけど和也さんから私の部屋来たいって言うとは思ってなかったです。」
それで、サリリの部屋に行った。
「かなり女の子っぽい部屋だね?」
「そんな事ないですって。」
「ちょっと喉が渇いたからお茶でも飲みたいんだけど?」
「分かりました。」
そう言って一階に降りて行った。