俺は正直ビックリした。
ミエルは悪魔側に着くと思ったからだ。
「本当に良いのか?」
「うん。これがボクの意思だよ。」
「でも、レイトって奴は、ミエルのお兄ちゃんなんじゃないのか?」
「そうだけど、別に今は関係ないよ。」
「そうか。でも、ミエルが仲間になってくれただけでも心強いよ。」
それから、ミエルも加えて作戦を考える事にした。
「俺は悪魔界とか天使界の事は良く分からないから、まず、そこから教えてくれないか?」
「じゃあ、私から話すね?」
とサリリが積極的に手を上げた。
「じゃあ、天使界の事から聞こう。」
「天使界と言うのは、明るくて、汚れがなくて、純粋な世界。でも、闇の心などを持った者には凄く敏感で、そう言う者がいたらすぐに見つけられます。人間界で言うと天国って言った方が良いでしょうか?」
俺は頭に中で整理して、サリリに確認を取った。
「じゃあ、天国が天使界って事か?」
「はい。そう言う事です。」
「なるほどな・・・じゃあ、今度は悪魔界の情報をよろしく。」
「うん。悪魔界と言うのはまあ、そんなに良いとこじゃない。いつも薄暗くて、ちょっと怖いとこ。でも、力が強く、魔力だったら天使の上を行くと思う。」
「じゃあ、悪魔界は地獄って事か?」
「まあ、あながち間違ってはないね。」
「そうか・・・」