俺はさっきもらった拡大写真を見る事にした。
「これはどこからどう見てもサリリだよな?でも、サリリは違うって言ってた。嘘をついたって事か?」
その写真を見て頭を抱えていると
「何頭を抱えているんだ?」
と良太が来た。
「やっと来たか。」
「やっと学校が終わったんだよ。」
それで良太は俺の耳元で
「じゃあ、今から俺の好きな子紹介するな。」
と言った。
「じゃあ、早くしてくれ。」
良太は物陰でこそこそ何かをしていた。
「じゃあ、紹介するな。ここの子が俺が言ってた日菜ちゃんだ。」
「あ!?」
そう言うと日菜も
「和也!?」
と言った。
「うわ、めっちゃ偶然じゃん。」
「日菜こそ、元気してたか?」
良太は呆然としていた。
「お前ら知り合い?」
「まあ、病院でな?」
「そうなんだ。」
「逢いたかったよ。」