竜が 現れなくなって暫くして 竜の仲間がやって来た

“おい。オマエ名前は?”
黒いスーツを来た体格の良い男が 面倒臭そうに聞いた


“南 遥”


“顔のわりには可愛いい名前だな”


“ほっとけよ ところで、なんか用?”


“竜がオマエを読んでる”

“・・・。行かないよ 私がなんでヤクザの女にならなきゃ いけないんだよ”


“竜は オマエの為に 組を出ると言い出した”


“ふーん。だから?”

“とりあえず会ってやってくれ”
体格の良い男は 深々頭を下げる


“アンタが そこまで言うんなら 会ってもイイけど…”

アタシは 汚い格好で黒塗りのセダンに乗った

“臭せーな”
体格の良い男は 窓を開けた
“竜はオマエのどこに惚れたんだろうな”

“さぁ。私は分かんないよ。自分で自分の良い所なんて分かんないんだから…”