「それって、親切なんだ」

「親切だろそれとも、あいつら、いちいちフる度胸、

類にあるのか?」

「・・・」

「あと、興味もないだろう?全く」

「うん」

「だから、ほぼ、あいつらのための親切かな。

さて、戻るか」

「何でわざわざこんな目立つとこに呼び出したの?」

「ここからだと、類に関心のあるヤツの新しい顔ぶれも、分かるじゃん。

オレは親切だから、みんなのユメをつぶしといてやる」



それは、親切なのか?



類は怪訝な表情をした。