その顔はさっきまでの表情とは違い、イオンを少し睨むような表情をしていた。





イオンは気にしていない様子でくすっと笑い




「そんなに睨むなよ。かわいい顔が台なし」






そう言って機材をいじっていた。




するとまた館内に音楽がなり始めた。








「・・・ありがとう」






アリスはそう言ってでていった。














「アリスは兎に捕まったまま・・・逃げられる日は、くるか、こないか・・・」






イオンは一人そう呟いた。