ソレを分かってて、提案したんだし?




「当たり前ジャン、俺らはお膳立てだけ!」


ハハッと笑いながら、俺もビールを飲んだ。




絵美の性格上、人の為になる事は断われない。



まして、可愛い後輩の為なら・・・





つまり、楽しい事がまた増えたってワケ。




仕事が落ち着くまでは、黒岩さんで遊ばせて貰うか――




真帆ちゃんにも、黙っておいた方が良いな。




だから俺は・・・・



黒岩さんの前で、ワザと真帆ちゃんを可愛がる事にした。





視線を向けているだけだと、手に入りませんよ?



貴方が、変わらなければね・・・






「フッ――」


俺の妹を、手に入れたいのなら。




いい加減、貴方の本性を出して下さいよ――?







       【終】