後でメールでも送るか。

中に入ると、子供の誕生日パーティーみたいな部屋になっていた。

「どう?」

「まぁ…いいんじゃないんですか」

「そっかぁ!」

溝川が自分に抱き着こうとした時、要が自分の前に立った。
「どうした?」

「…いいから、お前は黙ってろ」

…本当にどうしたんだろう。様子がおかしいよ、要。

いつものように、ふざけることなく真剣で…怖い。

要の服の裾をちょっと引っ張った。
何かやらかすと思ったから。

「要」

「…ん」

自分達も色々と準備をしている時、要はキョロキョロと不審な行動をしていたから声をかけた。

「何なの、さっきから」

「え…いや?」

「怪しいんだけど?教えてよ」

「…か、風を感じてただけ」

はぁ?ますます怪しい。嘘じゃん。