絶対に嫌だ。誰が、あんたなんかと一緒になるもんか。

「照れなくていいよ?」

「照れてませんし、誤解しないで下さい」

勝手な妄想だ。どう見たら、照れて見えるんだ。おかしいでしょーが。

自分は、溝川を睨んだ。

「その瞳も好き」

「はいはい」

そんなこと、どうでもいい。口説いてるつもり?自分は、どんなに口説かれても落ちはしない。
そこらの女と一緒にしないでよね。
全然違うんだから。
「どうやったら、口説き落とせるかな?」

どうやっても無理。無理だし、無駄だね。
口説かれても、あんただけは絶対に嫌。
「長期戦でいくかな。よーし、皆…そろそろ寝ようか」

ニコニコしながら、美依と要に言った。何か企んでるの?

「明日は、僕の友人も来るから。一緒にパーティーするから、早く寝ようか」

パーティー?
面倒なことをするね。
けど、お世話になっているんだ。文句言えないな…
仕方ない…