「さっさと寝たら?」


「はいっ!」


皆はさっさと戻ってった…かと思えば、お父さんが隠れながら自分達を見ていた。


「何してんの」


「えーっと、心配で…」


「いいから、ほら寝なよ」


背中を押して、部屋へと押し込もうとしたら天海さんがお父さんの腕を掴んだ。


「安心しろ。まぁ、何があるか…分からないけどな」


「絶対、お前のところの会社を潰す」

売り言葉に買い言葉ってのは、このことだね。