「すみません、話がしたくて。とりあえず、部屋で…」


「ええ」


自分達も中へと入って行く。

部屋に入ると、ホテルのように綺麗だった。


「綺麗ですね」


「ありがとうございます」


窓を開けて、空を見上げた。


今日は満月か。

手を伸ばして、満月を見つめた。



「…荒山和利。ヤクザと手を組んで、色々な企業秘密を暴露して潰しにかかる。企業潰しです。まぁ、私と吉田にはまだ来ていませんが。ですが、やり手と言えば…やり手かもしれません」



…怖いんじゃないのかな。

二人とも、その人より上なんでしょ?