しばらくして、家に着いた。


…情報管理…の所だけ?


恐る恐る中に入ると、怪我をした使用人達がちらほらといた。


「大丈夫か?」


「はい…」


顔や体に切り傷が…

一番酷い管理室へ走った。

扉を開けると、パソコンやデスク…電気もすべて粉々。


倒れている使用人達を南と一緒に外へ運ぶ。


何百人といる使用人達を運ぶのには時間がかかった。


全員を運び終わると南が言った。


「…まだあるかも」

「え?」

「爆弾」


南は走って、また中へ戻る。


「待ちなさい!」


ダメだ。
あるのだったら爆発する。