「ここっ」

あ、確か…ここは、海に入る前に景色のいい場所を探して…やっと見つかったとこ。

「覚えてたの?」

「うん、だって…まだ片思いだったし」

そうだった。
そういえば、一番腹立つことも思い出した。


「ナンパされて、ついていったよね」

「あ、あれはっ、その…ごめんね」


本当、海に沈めてやりたかった。

一人になって、本当につまんなかったんだ。


平次がいきなりキスをしてきた。こんなので流されるわけ…って、ちょっと。


「んっ…はっ…」


離せーっ!
人が来たらどーするの?

なかなか離れてくれないし、口の中に舌が入ってきた。

…本当、勘弁して。