「…そうだ」


いいこと思いついた。


「誰が一番、女の子から話しかけられるか…やってみない?」

ずっと気になってたんだよね。誰が一番、モテるのか。

「いいねぇ。僕は賛成」

「俺をなめんなよ?」

「俺なら、テレビ出てるし…」

「宮沢を誘いたいな」

「楽しそうだし、私も頑張ろう」

「…やだなぁ」


平次だけ、嫌がっていた。でも、ゲームだし。

勝ったら、何でもしてあげるし。


「…宮沢、俺が勝ったらデートでも…」

「木田先生っ、絶対にさせません!」


木田先生も、平次をからかうのが楽しくなってきたみたいだ。