「俺が勝ったら俺と結婚な」

…絶対、この人だけは応援しない。勝ってほしくないわ。


「僕が勝ったら、宮沢さんの愛人にでもなろうかな」


…シカトしよう。
自分の家庭を、ドロドロにする気か。


「…僕は…」


平次は黙り込んだ。
何を言いたかったんだろうか。

でも、皆は気にしないで勝負の為に準備体操を始めた。