「ごめんって…なぁー」

「…」

要がうしろで、ぶつぶつ言ってるけどシカトしよ。

「甘えたい年頃なもんだし?」

「…はぁ」

「南ーっ」


何が甘えたい年頃?
もう高校生じゃないんだ。それなのに年頃…?


まず、温水プールに皆がいることを確認して向かった。


「遅くなってすみません」

「宮沢、着替えないのか」

じっと木田先生を見つめた。
先生まで着替え着替えって。

「じゃ、南。その格好で泳ぐのか?」

「泳がな…」

要が自分の腕をつかんで、とても広いプールに飛び込んだ。


…さ、最悪っ。