考えていると、海に到着した。

「海だ、海だ」

「早く泳ごー」

「死ぬよ?」

「大丈夫。海は見るだけで、私の持ってる温水プールあるから」


ちょっと歩くて、すぐにお父さんの…大きい温水プールがあった。

警備員が何十人といた。
さすが…


「じゃ、泳ごっ」


お父さんに腕を引っ張られながら中へと入った。


「水着、水着っ」


やだなぁ、着たくない。

引きずられるように、更衣室へと向かう。


「あ、貴志さん。ちょっと南を…」

「うん、いいよ」

要は自分の腕を掴んで、更衣室の中に。