要のせいで、眠れなくなった。
まだくっついてるし。

「…宮沢さん」

「ん?」

溝川が近づいてきた。

え、この状況かなり危ない?

要が自分に抱き着いていて、動けない。そして…溝川が近づいてきてる。


ちょっ、この馬鹿っ。
離せ、離せっ。

み、溝川っ。
ううっ、何をされ…


ずたっ。


…は?
溝川は倒れて、眠ってしまった。寝ぼけてた?

まぁ、良かった。危なかった。