「南、お酒飲もう?」

「うん」

女将さんにお酒を頼んで、しばらく待っていると運ばれてきた。

焼酎やワインまで運ばれてきて、そんなに飲むの?


「じゃ、皆はまだぐったりしてるから二人で飲もっ」

「うん」

「乾杯~!」

飲むと、くらっときた。
やっぱりお酒って苦手だなぁ。

「僕も飲もうかな」

溝川が隣に座って、飲み始めた。
顔、まだ真っ赤なのに大丈夫?

ぐびぐびと飲んでは、お父さんと色々と経済の話をしていた。

幸せ…

やっぱり、まだお父さんのことはよく分からない。