「み…」

「お~っと、吉田2号。お前、昨日は南と一緒に入ったじゃねーか!今日は譲らねぇ」

要が平次に向かって叫んだ。
譲らないとか、その前に自分に許可とらないの?

一緒に入るとか言ってないから。しかも、昨日は強制的だったし。

「混浴あるから、貸し切って入ろっか」

さ、最悪だ。貸し切り!?

「い、嫌だ」

「ダメ」

腰をつかまれて、また強制的に温泉に連れて行かれた。

どーして、いっつもこんな目に合わなきゃいけないの。

ぐったりとしながら、諦めていた。

何を言っても聞かないだろうし。諦めよう。