「もうしない」

「本当に?」

「本当だよ。ずっとずっと」

「信じるよ」

平次とキスをして抱き合った。そういえば、ふたりきりになるのって久しぶり。

平次の手がタオルを掴んだ。

「…?」

「もう限界…」

タオルを取られて、自分は慌てて体を隠した。

「ちょっと…」

「大好き」

ちょっと!
本当にやばいって。

キスをしながら、自分達はお風呂の中でひとつになった。


「恥ずかしそうなとことかやっぱりいいね」

「………」

「南?」

平次が自分を揺すった。でも、何か頭がぼーっとする。

ついには目の前が真っ暗になった。


「南!」


平次の声が聞こえたけど、すぐに聞こえなくなった。