「美人だね」

「おお、美人…って、あっいやっ!」

急にあたふたして自分の頭を撫でてきた。

「あ、もしかしてヤキモチ…」

「はぁ?」

自分は思ったことをいっただけなのに勝手な妄想をしている要。
部屋に案内されると中はすごく広くて綺麗だった。

「さぁて、南」

「?」

お父さんが自分の腕を掴んだ。すごく嫌な予感がする。
後ずさりをしながら逃げようかと考えていると担がれた。

何をする気?!

「お風呂入ろっか」

「ここ混浴ないはず」

「大丈夫。そっちにお風呂場あるから」

自分は温泉に入りたいんだけど…ていうか絶対、無理。

「父さん、夫の僕と…」

「ダメだ」

どいつもこいつも…


「うっさい!!」