「…自分が生徒で」

「僕が先生の時に付き合ってたから」

しかも、結婚したしね。
だから、同じ状況だったから認めたんだよ。

まぁ、もし違う出会い方をしていても認めるけどね。

「嘘…」

「マジかよ」

美依と空が呟いた。何?
文句言う気か?なら、付き合いを認めないけど?

「南、今からでも俺と…」

「付き合わないぞ?」
馬鹿なこと言って。要は、号泣しながらお酒を飲んでいた。
泣くか飲むか、どっちかにしな。
その姿、ちょっと変だよ。

「要。お前は結婚しないのか?」

「おう。俺、一筋だから」

はぁ?自分も結婚してるんだけど。
まぁ、いいか。
傍にいてくれるから。