「そうだ。溝川さん、赤城さんのことなんですけど…」

「電話をかけたのは僕だよ。でも、ひとつだけ僕じゃないのがあるんだ」

上着のポケットから封筒を取り出した。
丁寧な字で赤城様と書いてある。

「見られる前に奪ってきたんだけど…」

中を開けると綺麗に折りたたまれてる手紙があった。

「この手紙は僕じゃない」


内容は…【宮沢南は、ある血が流れている。父親は有名なヤクザ。母親はこの世界じゃ知られる…鬼の姐御】


…ヤクザ…

どうでもいい。そんなこと。
鬼だろーが、別に?って感じ。

赤城は知っているのか?だから告白してきたのか…?

まぁ、いいや。
もう話は終わった。