「先生、起きて」

「う…ん」

目をこすりながら、起き上がる先生。
こういうとこも可愛いけれど、今は言ってられない。

「今日は、会議あったんじゃ…?」

「ああっ!」

急いで着替え始めた。その間、自分は子供と要を起こしに行った。

「要、空、美依。起きな」

空と美依は、自分と先生が考えた。

空は、自分達は空が好きだから決定した。
美依は、自分の名前と先生の名前をくっつけた。漢字は違うけどね。

要は、何故か一緒に住んでる。
…何故?

「早くね?」

「いいから。起きないと…」

「分かった!」

要が、どたどたと慌ただしく走ってリビングへ。
全く…朝から騒がしいなんてね。
けど、これも憧れだったからいいけどね。
こういう家族って、なんかいいな…