仁志は夏実の体を離し、
「やっぱり、こんなこと、駄目だよ」
と言った。
「どうして…?」
「ごめん、疲れてるんだ」
そう言い、彼は布団に入った。
どうしてなの?
私を抱けないの?
夏実はベッドに入り、何故抱いてくれないのか考えていた。
すると、やがて仁志は何も言わず車でどこかへ出かけた。
夏実が起きているとは気付かずに。
夏実は眠れず、何をしているのか、なぜ何も言わずにこんな遅くまで戻らないのか不安でしょうがなかった。
帰ってきたのは朝の4時頃になっていた。
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