や、やったぁ───っ!!


 私、もう一度、人生やりなおせるっ!!




 私は、ぱっと顔を明るくすると万歳した。

 「やったぁ! やったぁ! やったぁ!」




 私は飛び跳ねると、うれしさのあまり彼に抱きついた。

 「やったぁ───っ!!」




 彼は一瞬ぎょっとすると、

 「よ、よかったな…」

と言って、私の頭をくしゃくしゃとなでてくれた。





 ドクンッ…




 あれ?


 心臓なんか、とっくに止まってるはずなのに…




 お化けなのに、


 お化けなのに、




 胸が高鳴ったような…




 っていうか…



 うわぁ───っ!!!





 私、うれしさのあまり知らず知らず、彼に抱きついてた───っ!!