死神は言った。

 「4年…、いや、そろそろ5年になるのか? おまえの代わりに父親が死んだのは」 





 えっ!?



 私は息をのんだ。





 私の代わりって…


 どういうこと?





 あの日…





 「あの日、俺が目星をつけたのはおまえだ。つまり、あの日、死ぬのはおまえだったんだ」




 私は、ぱっと目を見開いた。