「そっかそっか。俺って、実は有名人だったんだな。よしっ! 俺、アンタの友達になってやるよ」 彼はそう言って、私の肩をがしっとつかむ。 「いや、それはちょっと……」 「俺、友達第1号なっ!」 「えぇ────っ」 そんなさわやかに言われましても…………。