ゴォ─────…!!
私の耳に、ものすごい大きな音が聞こえてきた。
ふと後ろを向くと、まぶしい光に目がくらんだ。
ゴォ─────…!!
「…初樹っ!!」
と、カイの叫び声が聞こえた途端、私の目の前には国道から来た大型トラックが飛び込んできた。
ぱっと目を見開いたときだった。
あのときと同じように、腕をグイッと引き寄せられ、私はその弾みで草むらの中に転げ落ちた。
次の瞬間、私の耳に鈍い音とともに、急ブレーキ音が響いた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…