残された時間て、どういうこと!?





 《クククッ! クククッ! クククッ…》

と、名無しさんが私を嘲笑(あざわら)うかのように、不気味な声で笑う。




 ぞっとしながらも、私は平然たる態度でいた。


 頭の中で、名無しさんの笑い声が延々と響く。






 残された時間て、それは運命までの時間ということよね?




 そういえば、さっき土手で、私に時間を与えてるんだって言っていた。


 それって、どういう意味なんだろう。




 名無しさんは、私に謎を残していく。




 名無しさんが望む過去とは…





 パパが生きようが死のうが、名無しさんには関係ないと言っていた。






 それって…



 まさか、私?