「へぇ~、やっぱり別れちゃったんだぁ」
と、ミナミさんはコーヒーを一口飲むと言った。
あれから、カイが部屋に閉じこもってから、数時間が経った。
私とミナミさんは、ミナミさんの作った料理を食べ、その後、ソファーに座り、カイの話をしていた。
ミナミさんは言った。
「別れて正解、正解。あんな優柔不断男、女の敵よ! 彼女がいるのに、他の女とも付き合っていたのよ。元カノに、よりを戻そうって言われて、今カノの存在を言えずに、ずるずると半年も」
「えっ、半年も!?」
半年も付き合っていられるなんて、どんな神経してんの?
今カノや元カノに対して、申し訳ないという気持ちはなかったのかな。