まさか、



 まさか…






 ミナミさんって、男っ!?






 ってことは、

 《ミナト》っていうのが、ミナミさんっ!?






 いや、わけわかんないよっ!!






 じゃ、あの胸はっ!?


 あのくびれはっ!?





 あの体はなにっ!?






 私は口をぽかんと開けて、ミナミさんをじっと見ていると、その視線に気づいたミナミさんが、

 「…あら? やだ、私ったらぁ~、おほほほほ」

と、何事もなかったように、いつもの声のトーンで笑いだした。






 …いや、今回は絶対に考えすぎじゃない!