《言葉のとおりさ。ま、あのガミガミ女と別れて正解だ。お蔭で奴は死なずにすむんだからな》




 死なずにすむ?



 死なずにすむって…

 それ、カイのことっ!?





 《ああ、言っちまったな。そうだ、奴のことだ》




 ちょっと、まって…


 ふたりは…

 この後、別れるの?





 《ああ。奴がどんなに頑張っても、あのガミガミ女との修復は不可能だ》




 そんな…


 どうしよう。





 《もうどうしようも出来ない。なぜなら、未来は塗り替えられたのだから。そういえば、おまえ、奴が現世に思い残したことがなんだったのか、知りたがってたよな?》




 えっ?


 名無しさん、知ってるの?