すると、ミナミさんの目つきが急に変わった。


 「え? え? え? ここに、初樹ちゃんの親戚のおじさまがいるの?」

と、私の手をとると言った。





 あまりにも、目をきらきらと輝かせているミナミさんを見て、私は…





 「…は、はい」

と、答えてしまった。





 そして、次の瞬間、私が目にしたのは…




 「よっしゃあっ! ぜってぇ、この会社に入ってみせるぞぉっ!!」

と、あのミナミさんからは想像すらできない、勇ましいミナミさんがいた。






 「えっ…?」


 ぎょっとする、私。





 今、声が…