いわゆる…



 タイム…


 タイムスリップ───ッ!?





 そんなのあり得ないよ───っ!!




 頭を抱える、私。




 ツンツンと、カイが、私の頬を突っついた。



 私は目をぱちくりさせると、カイはニタッと歯を出して笑った。


 「俺は、あんたの命の恩人。その命の恩人に向かって、お化け扱いなんて、もってのほか!」

と、カイはそう言うと、私の頬を軽くつねった。




 …う、


 痛た…






 こいつ、


 ほんとにカイ?