カイはぽかんと口を開けると、 「あのなぁ~。まぁ、いいや。下、降りて来いよ」 と言うと、くるりと背を向けた。 「えっ?」 きょとんとする、私。 「メシだよメシ」 すたすたと歩いていく、カイ。 あれ… おかしいなぁ。 声も顔も、 カイそのものなんだけど… カイじゃないの? ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆