う、うわ───っ!!



 ガチャッ!!!



 私は、慌ててドアを閉める。




 あり得ないよ、お化けが見えるなんて…



 夢?

 幻?




 ドア越しに考える、私。




 心臓が止まりそうだった。


 まずは息をしよう。


 そして、胸に手を当てて、落ち着いて考えるのよ。




 ドンドンッ!!


 「おいっ、起きてるんだろっ!!」




 ひぃっ!



 私はぎょっとする。




 げ、現実だ…