青く仰ぐ大空は高く
見慣れた色は
涙を誘った

翳り嘆くあの雲を透かし
洩れ出でる陽は
溜め息に煌めく


遥を舞う黒い影は
いかにも自由で迷いない

地に捕らわれたまま
ボクたちは
憧れと嫉妬の瞳を
彼方へと向けた


願わくば
キミの嘆きが
虹にさらわれて
七色に生まれ変わるよう

ボクは蒼空を見つめる





《Le Ciel Bleu》