統べるのは冷たい瞳 侍(ハベ)るのは刃の言葉 凍えた床を転がった 潰えた愛の欠片たち 掬い取るための左手は 銀の輝きを失い 抱き寄せるための右腕は 頑なにそれを拒んだ 瞳から溶け出す涙は 何かを伝えるより早く 乾いて姿をなくした 唇からもれた声は 空気を震わせるより早く 飲み込まれ消えた 最後の幕を降ろしたのは 心を貫いた心ない台詞 キミの 何気ないひとこと 「 」 《終わりのシーン》