気付いてと
言葉にしたい心に
鍵をかけた

これは
僕のエゴ
君にとっては
ただの……

いっそ
この声が途切れるまで

叫んで
叫んで
叫んで

君に届く声が
消えてしまえばいい

泣いて
泣いて
泣いて

その涙で
溺れて死んで
いなくなればいい

僕なんか



ちっぽけな意地を
撥ね付けるよな瞳で
守ろうとして

情けない心を
氷の声音で
バリケード

伝えたいと
願う頃には

僕の喉は
焼け付いて……




《気付いてと、》