いつの間にか
この手のひらを
すり抜けていった
ボクの心の一部
自分の意志と
自分への誇りと
自分の覚悟と
それから
ボクの大事な夢
大人へと近付こうと
必死で歩み続ける道は
どんどん
どんどん
狭く脆く険しくなって
沢山の荷物を背負った
ボクにはとても窮屈になった
だから
ボクはボクの
沢山あった大切な何かを
ひとつ、またひとつ
足下に落としてきたんだ
涙と一緒に
それはきっと
ボクの意志と
ボクへの誇りと
ボクの覚悟と
そして
ボクの、夢
《道程で》
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