ただ思った

このまま此処で
朽ちて枯れ果てたら
いいのにと

ただ願った

あのままトキが
静止画のように止まり
まるで



胸の奥底に鍵かけて
パンドラの心
ひた隠しても

砂時計のごとく
さらさらと
降り積もる想いは



何年後かに聴いた声
耳の奥を離れない
あなたへの気持ちは
いつになったら
涸れ果てるのだろう

これは幻か
それとも夢か
あなたへの恋に
心が渇える





《DRY?》