「・・・あれ?



 もしかして俺、



 誰かわかってない?」





「え?


 だって・・・・・」







あたしは自分の目を疑った。







「・・・・あの、



 遠藤君?」






その人はにっこり笑って





その場に立ってから





丁寧にお辞儀をした。








「結構ひどいんだね~・・・


 久々に会ったんならまだしも


 朝 喋ったばっかりだよ?


 なのに 顔すら覚えないなんてさ」





「ご、ごめ・・・・・・」






だって・・・・・。





何か・・・・




いつもと違う顔だったから・・・・。





あ、今は普通の顔に戻ってる。




よく考えたら・・・・・





遠藤君のこと好きなコって

結構いるんだよね・・・。