「「「お疲れ様でした!」」」




挨拶を済ませ、私は真菜香と一緒にコートの隅に座り、男バレの練習が終わるのを待った。


やがて男バレも練習を終えて解散し、武内と南君が私たちのところに歩いて来た。


「待たせたな!」


「ううん。あれ、南君も?」


私が聞くと、武内が南君を振り返って答えた。


「ああ、南にはボール出しとか、球拾い係をやってもらうつもりなんだ。
あと、俺が急に出られなくなった場合の代役もやってもらおうと思って。
そっちも誰か代役考えといて」


「代役かぁ……
真菜香、どう?」


私は隣の真菜香を振り返った。