よく意味のわからないまま、凜は僕の目を真っ直ぐ見つめながら、くしゃくしゃな泣き顔のままゆっくり話し出したんだ…。




思いもしなかった衝撃的な話し。今でもまだ信じられない話しを。






「いつも、眠そうで、頭に寝癖なんか付けちゃって。つむりかけた目を必死に起こす顔が可愛くて…。」

「ねぇ、何の話しかわからないよ。冷静に話してみて?」

「でも、あの日はいなかったの。だから…」

「だから…?」
















「向かいのホームまで探しに行ったの!!」