凜は僕の心や感情をこんなに豊かにしてくれた。




次は、僕が凜の心を助けてあげなくちゃいけない。



そう思えた。






そして、駅から出て行く夫婦を見つめながら、見えなくなるまで立ち止まって背中を追いかけていた。