「今は話せなくても、凜ちゃんがまた辛くてどうしようもなくなった時… またゆっくり、僕で良かったら話して下さい。 あまり、1人で抱え込まないでね。」 「ありがとうございます」 笑った顔を確認して僕は少しホッとして玄関を閉めた。 部屋に帰ってからボンに1日の報告をする。 聞いてるのか聞いてないのかわからないボンに、寝るまで凜ちゃんの話しを聞かせた。 「凜ちゃん……おやすみ。」